highlight.xcode

2017年10月31日火曜日

Cinnamon のウィンドウスナップ・ウィンドウタイリングをオフる



しばらく様子を見ていたんだけど、Cinnamon のウィンドウスナップ機能、ウィンドウタイリング機能がウザすぎてオフった。

デスクトップ環境で使うにはメリットが一切感じられないんだけどなぁ…。これってタブレット端末とか用の機能じゃないのかね?

まあ、簡単にオフれるから良いけど…。

メニューから「設定」->「ウィンドウタイル表示」をクリック。


「ウィンドウのタイル表示とスナップ化を有効化」が「オン」になっているので…


「オフ」にするだけ。


この機能が最初からオフになっていると、機能の存在自体が埋もれてしまうので、デフォルトでオンにしてるんだろうけど…。まあ、デスクトップユーザーには要らない機能よなぁ…。

2017年10月23日月曜日

Debian stretch + Cinnamon に Dropbox をインストール



Debian stretch + Cinnamon 環境に Dropbox をインストールしたのでメモ。

Gnome系 のファイルマネージャー Nautilus の場合は、普通に nautilus-dropbox パッケージを導入すれば問題無いと思いますが、Cinnamon のファイルマネージャー Nemo の場合は、nemo-dropbox パッケージを導入するみたいです。で・す・が、Debian stretch のリポジトリには存在しないっていうね…。Ubuntu のリポジトリには普通に有るみたいなんだけどなぁ…。

色々と検索して調べてみたら「nemo-extensions/nemo-dropbox at master · linuxmint/nemo-extensions · GitHub」でソースが公開されているので、これを使ってみるのも有りかもしれません。

ですが、今回は「Linux Packages Search - pkgs.org」という、Linux 関係のパッケージが集積されたサイトと出会ったので、これを利用してみます。

nemo-dropbox_2.0.1+lmde_i386.deb Debian Download」から deb ファイルをダウンロード。今回は nemo-dropbox_2.0.1+lmde_i386.deb というファイルでした。

私の環境では python-gpgme パッケージのみが足りてなかったので、事前にインストールしておきます。
# aptitude install python-gpgme
dpkg コマンドで deb ファイルからパッケージをインストール。
# dpkg -i nemo-dropbox_2.0.1+lmde_i386.deb
特に問題無くインストール出来ました。
普通にメニューにも登録されます。

自動起動にも。


しっかし、何で Debian stretch のリポジトリには nemo-dropbox が無いんだろ…。
謎だ…。

2017年10月21日土曜日

Debian stretch に VirtualBox をインストール



Debian stretch に VirtualBox をインストールしたのでメモ。

以前は backports とかからインストール出来てたと思ったんだけど、配布元サーバーも Oracle に移動したみたいです。

How to Install VirtualBox on Debian 9 Stretch - LinuxBabe.Com」に、そのものズバリが書いてあるので参考にさせてもらいました。

まずは APT ラインを追加します。
/etc/apt/sources.list.d/ 以下に virtualbox.list を新規に追加し、編集します。
# vi /etc/apt/sources.list.d/virtualbox.list
以下の APT ラインを追加し、保存します。
deb http://download.virtualbox.org/virtualbox/debian stretch contrib
配布元サーバーの公開鍵をダウンロードし、インストールします。
# wget -q https://www.virtualbox.org/download/oracle_vbox_2016.asc -O- | apt-key add -
パッケージの情報を更新します。
# aptitude update
VirtualBox をインストールします。
# aptitude install virtualbox-5.1
Dynamic Kernel Modules Support をインストールします。
これをインストールすると、カーネルが更新された場合に自動的にカーネルモジュールも更新される様です。
# aptitude install dkms
カーネルモジュールを見てみると vbox で始まるモジュールが4つ位見つかります。 多分これらが VirtualBox のカーネルモジュールだと思います。
~# lsmod | grep vbox
vboxpci                24576  0
vboxnetadp             32768  0
vboxnetflt             28672  0
vboxdrv               303104  3 vboxnetadp,vboxnetflt,vboxpci
インストールが完了すれば、Cinnamon のメニューにも自動的に登録されます。

2017年10月20日金曜日

Debian stretch その 7 環境整備編⑥



Debian GNU/Linux を更新したのでメモ。

ターゲットPCは GA-MA78GPM-DS2H + AMD Athlon X2 5050e。
今回は /var の移動を行います。


/var の移動先は RAID なので、RAID の自動マウントを先に設定します。

まずは RAID の中には古い var が残っているので、ディレクトリの名前を変更しておきます。
# mkdir /mnt/md0
# mount /dev/md0 /mnt/md0
# mv /mnt/md0/var /mnt/md0/var.old
次に自動マウントの設定を fstab に追加します。
元のファイルは一応バックアップ、blkid コマンドで RAID の UUID を取得し fstab の最後に追加、その後整形します。
# cp /etc/fstab /etc/fstab.default
# blkid /dev/md0 >> /etc/fstab
# vi /etc/fstab
fstab の最後に、blkid コマンドの結果が追加されているので、これを整形します。
# /etc/fstab: static file system information.
#
# Use 'blkid' to print the universally unique identifier for a
# device; this may be used with UUID= as a more robust way to name devices
# that works even if disks are added and removed. See fstab(5).
#
#                
# / was on /dev/sda2 during installation
UUID=6c2a6e8d-ea3f-4786-96ee-f1c83c56fd64 /               ext4    errors=remount-ro 0       1# swap was on /dev/sda1 during installation
UUID=dce66cfb-5f5d-4e49-8e4b-dc38266a585d none            swap    sw              0       0
# swap was on /dev/sdb1 during installation
UUID=59080742-ca1e-444d-9330-04ee5737e65d none            swap    sw              0       0
# swap was on /dev/sdc1 during installation
UUID=be2ce936-0aef-4753-9f36-02bd4ee4068e none            swap    sw              0       0
/dev/sr0        /media/cdrom0   udf,iso9660 user,noauto     0       0
/dev/md0: UUID="2ca55f1b-a25c-486e-8cc5-98d6c7c7e3d2" TYPE="ext4"
blkid コマンドの結果を編集し、以下の様にします。
(省略)
#
# Use 'blkid' to print the universally unique identifier for a
# device; this may be used with UUID= as a more robust way to name devices
# that works even if disks are added and removed. See fstab(5).
#
#                
# / was on /dev/sda2 during installation
UUID=6c2a6e8d-ea3f-4786-96ee-f1c83c56fd64 /               ext4    errors=remount-ro 0       1# swap was on /dev/sda1 during installation
UUID=dce66cfb-5f5d-4e49-8e4b-dc38266a585d none            swap    sw              0       0
# swap was on /dev/sdb1 during installation
UUID=59080742-ca1e-444d-9330-04ee5737e65d none            swap    sw              0       0
# swap was on /dev/sdc1 during installation
UUID=be2ce936-0aef-4753-9f36-02bd4ee4068e none            swap    sw              0       0
/dev/sr0        /media/cdrom0   udf,iso9660 user,noauto     0       0
UUID=2ca55f1b-a25c-486e-8cc5-98d6c7c7e3d2 /mnt/md0        none    defaults        0       2
再起動してみて自動的に RAID がマウントされていれば OK。


いよいよ /var を移動します。

まず GRUB のメニューからリカバリーモードへ入り、ログイン、su します。
さらにシングルユーザモードへ移行します。
念のため /var を使用しているプロセスが居ないことも確認。
# init 1
# lsof | grep /var
新しい var (RAIDの 方)を作成、現在の var の中身を、新しい var (RAIDの 方) へとコピー、現在の var をバックアップ、マウントポイントを作成しておきます。
# mkdir -p /mnt/md0/var
# cp -prf /var/* /mnt/md0/var
# mv /var /var.old
# mkdir -p /var
/var の自動マウントの設定を fstab に追加します。
# vi /etc/fstab
RAID の var を、/var へマウントします。
# /etc/fstab: static file system information.
#
# Use 'blkid' to print the universally unique identifier for a
# device; this may be used with UUID= as a more robust way to name devices
# that works even if disks are added and removed. See fstab(5).
#
#                
# / was on /dev/sda2 during installation
UUID=6c2a6e8d-ea3f-4786-96ee-f1c83c56fd64 /               ext4    errors=remount-ro 0       1# swap was on /dev/sda1 during installation
UUID=dce66cfb-5f5d-4e49-8e4b-dc38266a585d none            swap    sw              0       0
# swap was on /dev/sdb1 during installation
UUID=59080742-ca1e-444d-9330-04ee5737e65d none            swap    sw              0       0
# swap was on /dev/sdc1 during installation
UUID=be2ce936-0aef-4753-9f36-02bd4ee4068e none            swap    sw              0       0
/dev/sr0        /media/cdrom0   udf,iso9660 user,noauto     0       0
UUID=2ca55f1b-a25c-486e-8cc5-98d6c7c7e3d2 /mnt/md0        none    defaults        0       2
/mnt/md0/var    /var                                      none    bind            0       0
再起動して /var が自動的にマウントされていれば OK。 というか、上手くいってなければ起動時にエラーが発生して、勝手にリカバリーモードへ入る事になると思います。


環境整備編はこれにて終了かなぁ…。

Debian stretch + Cinnamon ディスプレイマネージャーの再起動



Cinnaomon のパネルにアプレットを追加したり削除したりして遊んでたら、マウスーカーソルは動くものの、何しても反応しなくなっちゃった…。 デスクトップ環境だけがフリーズしちゃったのか?

Ctrl + F6 でターミナルに降りて、ログイン、su してからディスプレイマネージャーを再起動。
# service lightdm restart
これでログイン画面に戻れたよ…。
何でフリーズしちゃったのかは謎…。

2017年10月19日木曜日

Debian stretch その 6 環境整備編⑤



Debian GNU/Linux を更新したのでメモ。

ターゲットPCは GA-MA78GPM-DS2H + AMD Athlon X2 5050e。
今回はネットワーク関連のパッケージを入れていきます。


まずは Tor + Privoxy をインストールします。
アクセス経路秘匿化ツールと、プライベートプロキシーツールです。
# aptitude install tor privoxy
Privoxy の起動が失敗し、エラーが表示されてしまいました。
調べたところ、IPv6 のバインドで失敗してるみたいです。
私の環境は未だに IPv6 に対応出来ていないので、設定ファイルを修正します。
# vi /etc/privoxy/config
IPv6 のアドレスをコメント化します。
listen-address  127.0.0.1:8118
#listen-address  [::1]:8118
あとは Privoxy を Tor へと繋ぎます。
設定ファイルの最後に以下を追加します(最後のドットも超大事)。
forward-socks4a / localhost:9050 .
Privoxy を再起動すると、特にエラー無く動きました。
# /etc/init.d/privoxy restart
これで localhost:8118(Privoxy) -> localhost:9050(Tor) -> 対象ホスト、という経路で接続可能になった筈です。 ブラウザのプロキシーの設定を 127.0.0.1:8118 に変更後、「Are you using Tor?」や、 「確認くん」でリレーが上手くいっているかを確認できます。


次に Samba をインストールします。
SMB(Windows ファイル共有) を使用して、Windows 等とのファイルのやり取りを行います。
# aptitude install samba
設定ファイルを変更します。
# vi /etc/samba/smb.conf
global セクションのワークグループを変更。
# Change this to the workgroup/NT-domain name your Samba server will part of
   workgroup = MYGROUP
文字セットの指定と、接続可能アドレスを指定します。
global セクションの最後へ以下を追加。
unix charset = UTF-8
dos charset = CP932
hosts allow = 192.168.xxx. 127.
プリンタ共有を無効化します。
Samba のプリンタ共有を正しく無効化する | いなた屋」を参考にさせてもらいました。
global セクションの最後へ以下を追加。
load printers = no
printing = bsd
printcap name = /dev/null
公開ディレクトリの設定を追加します。
設定ファイルの最後へ以下を追加。
※あくまで設定例です。
[data]
comment = user`s data
path = /var/data/
public = yes
read only = no
only guest = no
printable = no
create mask = 0660
directory mask = 0770
force group = sambashare
valid users = @sambashare
公開ディレクトリの作成、オーナー変更、権限変更を行います。
※あくまで設定例です。
# mkdir /var/data
# chown -R ID:sambashare /var/data
# chmod -R g+rw /var/data
# chmod -R g+s /var/data
ユーザを sambashare グループへ追加、パスワード設定を行います。
# adduser ID sambashare
# smbpasswd -a ID
New SMB password:
Retype new SMB password:
Samba を再起動します。
# /etc/init.d/samba restart
他の PC 等から SMB(Windows ファイル共有) でアクセス出来れば OK。


次に winbind をインストールします。
NetBios 名前解決、要は Windows PC と同じ様な名前解決の方法を追加し、PC 名がシェル等でも使える様にします。
# aptitude install winbind libnss-winbind
設定ファイルを編集します。
# vi /etc/nsswitch.conf
hosts の最後に wins を追加…、しようとしたら既に在りました。
# /etc/nsswitch.conf
#
# Example configuration of GNU Name Service Switch functionality.
# If you have the `glibc-doc-reference' and `info' packages installed, try:
# `info libc "Name Service Switch"' for information about this file.

passwd:         compat
group:          compat
shadow:         compat
gshadow:        files

hosts:          files mdns4_minimal [NOTFOUND=return] dns myhostname wins
networks:       files

protocols:      db files
services:       db files
ethers:         db files
rpc:            db files

netgroup:       nis
IP アドレスではなく、Windows PC の名前を指定して ping 等が実行できれば OK。


後は ssh、ntp、iptables をインストール、設定したんですが、面倒なんで割愛!
気が向いたら、またはネタが尽きたら書くかも…。

2017年10月18日水曜日

Debian stretch その 5 環境整備編④ の追加



Debian GNU/Linux を更新したのでメモ。

ターゲットPCは GA-MA78GPM-DS2H + AMD Athlon X2 5050e。
前回はセンサーが正しく認識できるようにしたんですが、いざセンサー関係のアプレットをインストールしてみたら、エラーが起きてしまったので、その対応をメモ。

System Monitor アプレットをパネルに追加したら、エラーが表示されてしまいました。


エラーと同時に対処方法が載っているので、その通りに gir1.2-gtop-2.0 をインストールしてみます。
# aptitude install gir1.2-gtop-2.0

一旦、アプレットをパネルから削除、もう一度アプレットを追加し直すと、無事表示されました。


OK みたいですね。

2017年10月17日火曜日

Debian stretch その 5 環境整備編④



Debian GNU/Linux を更新したのでメモ。

ターゲットPCは GA-MA78GPM-DS2H + AMD Athlon X2 5050e。
今回はハードウェア回りを整えていきます。

現在、ビデオドライバやセンサー関係が正しく動作できていないので、これをどうにかします。
How to install AMDGPU drivers on Debian 9 Stretch Linux - LinuxConfig.org」を参考にさせてもらいました。

正しくハードウェアを認識できる様にファームウェアに関するパッケージをインストールします。
この firmware-linux パッケージには LLVM 等が必要みたいなんですが、バージョン 3.9 以上が必要な様です。 現在の llvm パッケージ、および clang パッケージのデフォルトパッケージは、バージョン 3.8 になっているので注意が必要かもしれません。
# aptitude install firmware-linux llvm-3.9 clang-3.9

インストール終了後、再起動。
無事ソフトウェアレンダリングモードから脱し、ハードウェアアクセラレーションが効いた状態のログイン画面が表示されました。

次にセンサー関係です。
lm sensors not returning CPU temp (it87) - Ask Ubuntu」を参考にさせてもらいました。
it87 カーネルモジュールを使う為には、GRUB にも設定が必要みたいです。
マンドクセ('A`)。

/etc/default/grub を編集します。
# vi /etc/default/grub

GRUB_CMDLINE_LINUX オプションに acpi_enforce_resources=lax を追加。
# If you change this file, run 'update-grub' afterwards to update
# /boot/grub/grub.cfg.
# For full documentation of the options in this file, see:
#   info -f grub -n 'Simple configuration'

GRUB_DEFAULT=0
GRUB_TIMEOUT=5
GRUB_DISTRIBUTOR=`lsb_release -i -s 2> /dev/null || echo Debian`
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet"
GRUB_CMDLINE_LINUX="acpi_enforce_resources=lax"
(省略)

GRUB の設定なので、当然再起動しないと有効になりません。
ハードウェア周りの設定は再起動が多くて、マンドクセ('A`)。

これでいよいよセンサーが使える様になりました。
センサー関係のパッケージは lm-sensors なんですが、パッケージ情報を見たところ、自動でインストール済みでした。
# aptitude show lm-sensors

次にセンサーの検出を行います。
基本的に全てデフォルト回答で OK の筈。
最後の「/etc/modules に追加するか?」って質問にだけ yes と答えると、カーネルモジュールが自動的に読み込まれる様になります。
# sensors-detect 
# sensors-detect revision 6284 (2015-05-31 14:00:33 +0200)
# System: Gigabyte Technology Co., Ltd. GA-MA78GPM-DS2H
# Kernel: 4.9.0-4-686-pae i686
# Processor: AMD Athlon(tm) Dual Core Processor 5050e (15/107/2)

This program will help you determine which kernel modules you need
to load to use lm_sensors most effectively. It is generally safe
and recommended to accept the default answers to all questions,
unless you know what you`re doing.

Some south bridges, CPUs or memory controllers contain embedded sensors.
Do you want to scan for them? This is totally safe. (YES/no): 

(省略)

To load everything that is needed, add this to /etc/modules:
#----cut here----
# Chip drivers
it87
#----cut here----
If you have some drivers built into your kernel, the list above will
contain too many modules. Skip the appropriate ones!

Do you want to add these lines automatically to /etc/modules? (yes/NO)yes
Successful!

Monitoring programs won`t work until the needed modules are
loaded. You may want to run '/etc/init.d/kmod start'
to load them.

Unloading i2c-dev... OK
Unloading cpuid... OK

センサーの状態を確認してみます。
# sensors
it8718-isa-0228
Adapter: ISA adapter
in0:          +0.90 V  (min =  +0.00 V, max =  +4.08 V)
in1:          +1.84 V  (min =  +0.00 V, max =  +4.08 V)
in2:          +3.33 V  (min =  +0.00 V, max =  +4.08 V)
+5V:          +3.01 V  (min =  +0.00 V, max =  +4.08 V)
in4:          +3.01 V  (min =  +0.00 V, max =  +4.08 V)
in5:          +4.08 V  (min =  +0.00 V, max =  +4.08 V)  ALARM
in6:          +4.08 V  (min =  +0.00 V, max =  +4.08 V)  ALARM
in7:          +0.02 V  (min =  +0.00 V, max =  +4.08 V)
Vbat:         +2.78 V  
fan1:         981 RPM  (min =    0 RPM)
fan2:           0 RPM  (min =    0 RPM)
fan3:           0 RPM  (min =    0 RPM)
temp1:        +35.0°C  (low  = +127.0°C, high = +127.0°C)  sensor = thermistor
temp2:        +22.0°C  (low  = +127.0°C, high = +127.0°C)  sensor = thermal diode
temp3:        +30.0°C  (low  = +127.0°C, high = +127.0°C)  sensor = thermistor
cpu0_vid:    +1.100 V
intrusion0:  ALARM

k8temp-pci-00c3
Adapter: PCI adapter
Core0 Temp:   +15.0°C  
Core0 Temp:   +13.0°C  
Core1 Temp:   +23.0°C  
Core1 Temp:    +8.0°C  

OK みたいですね。
後はアプレットを追加するなりすれば、ハードウェアの状態を観察する事が出来ます。

Debian stretch その 4 環境整備編③



Debian GNU/Linux を更新したのでメモ。

ターゲットPCは GA-MA78GPM-DS2H + AMD Athlon X2 5050e。
今回は日本語環境を整えていきます。

日本語を選択してインストールしているので、デスクトップ環境 Cinnamon 自体は日本語化されているんですが、 何故か日本語入力環境が入っていないのと、Firefox も日本語じゃなくて英語っていうね…。

Firefox の日本語化は「言語パックで Firefox のインターフェースを他の言語にする」から日本語言語パックをインストールすれば OK。

次に日本語入力環境を整えます。
とりあえず iBus + Mozc を入れてみる。
# aptitude install ibus-mozc

ログインし直せば使える様な気がしたんだけど、再起動しても使える様にならない…。
いろいろ調べてみると、手動で入力メソッドが選択出来る様なので試してみる。
「メニュー」->「設定」->「入力メソッド」を開く。


現在の設定が表示される。
ibus になってるんだけどなぁ…。


明示的にユーザ設定を選択します。


ibus を選択します。


設定に問題がなければ OK をクリック。


これでログオンし直したら、問題無く日本語入力が出来る様になりました。
たまたま自分の環境だけで発生した問題っぽいなぁ…。
Cinnamon が Ubuntu ベースの Linux Mint 生まれだからか、パッケージの間に少し齟齬が有って(仮定)、その小さな谷間にたまたまハマってしまった(仮定)のかも?

2017年10月15日日曜日

Debian stretch その 3 環境整備編②



Debian GNU/Linux を更新したのでメモ。

ターゲットPCは GA-MA78GPM-DS2H + AMD Athlon X2 5050e。
今回はネットワーク周りの環境を整えていきます。
インストール直後は DHCP になっているので、IP アドレスを固定します。

最初は /etc/network/interfaces にネットワークの設定を書く、という伝統的な手法を使おうとした。
が、どうも名前解決周りがゴチャゴチャしいて気持ちが悪い…。
というか、そもそもネットワーク周りのコマンドやパッケージが多すぎて、「充実している」と言うよりは、「混乱している」と言った方が良い気がする。
簡単に列挙するだけでも ifconfig(net-tools)、ip(iproute2)、nmcli(NetworkManager)、デフォルトでこんなにインストールされる。

人により、または環境により使い易い方法が有るんだろうが、設定方法が混乱するだけでなく、ネット上の設定に関する情報までも混乱している気がする。
今回はかなり苦労させられた…。
何が正解かは未だに解らない…。
が、いよいよ NetworkManager と真面目に向かうべき時が来たか、という考えに至った。
という訳で NetworkManager を使ってネットワークの設定を行ってみる。

ネットワークデバイスの状態を確認。
# nmcli device status
デバイス  タイプ    状態      接続 
enp2s0    ethernet  管理無し  --   
lo        loopback  管理無し  --   
NetworkManager によるネットワークデバイスの管理を有効化する為 NetworkManager.conf を編集する。
# vi /etc/NetworkManager/NetworkManager.conf
ifupdown セクションの managed を true に変更。
[main]
plugins=ifupdown,keyfile

[ifupdown]
managed=true
NetworkManager サービスを再起動する。
# systemctl restart NetworkManager.service 
ネットワークデバイスの状態を確認。
# nmcli device
デバイス  タイプ    状態      接続
enp2s0    ethernet  接続済み  有線接続 1
lo        loopback  管理無し  --
IP アドレス等を設定していく。
# nmcli connection add type ethernet ifname enp2s0 con-name wired
接続 'wired' (UUID) が正常に追加されました。
# nmcli connection modify wired ipv4.method manual
# nmcli connection modify wired ipv4.addresses "192.168.xxx.xxx/24"
# nmcli connection modify wired ipv4.gateway "192.168.xxx.xxx"
# nmcli connection modify wired ipv4.dns "192.168.xxx.xxx 8.8.8.8"
# nmcli connection show wired
connection.id:                          wired
(省略)
connection.interface-name:              enp2s0
connection.type:                        802-3-ethernet
(省略)
ipv4.method:                            manual
ipv4.dns:                               192.168.xxx.xxx,8.8.8.8
ipv4.dns-search:
ipv4.dns-options:                       (デフォルト)
ipv4.dns-priority:                      0
ipv4.addresses:                         192.168.xxx.xxx/24
ipv4.gateway:                           192.168.xxx.xxx
(省略)
# nmcli connection up wired
接続が正常にアクティベートされました (省略)
簡単に解説。
ネットワークデバイスを指定して接続設定を追加、接続名を付ける。
# nmcli connection add type ethernet ifname enp2s0(デバイス名) con-name wired(接続名)
マニュアル設定を指定。
# nmcli connection modify wired(接続名) ipv4.method manual
IP アドレスを指定。
# nmcli connection modify wired(接続名) ipv4.addresses "192.168.xxx.xxx/24"(IP アドレス)
デフォルトゲートウェイを指定。
# nmcli connection modify wired(接続名) ipv4.gateway "192.168.xxx.xxx"(ゲートウェイアドレス)
DNS サーバーを指定。
# nmcli connection modify wired(接続名) ipv4.dns "192.168.xxx.xxx 8.8.8.8"(DNS サーバー)
接続設定の確認。
# nmcli connection show wired(接続名)
接続開始。
# nmcli connection up wired
接続が上手くいけば ifconfig や ip でも接続設定の確認はできます。
# ifconfig
(省略)
#ip a
(省略)

取り合えずはこんな所かなぁ…。
この後インストールや設定するパッケージでトラブルが出たら、その都度修正していく感じで。
何も問題が出ないといいなぁ…。

2017年10月14日土曜日

Debian stretch その 2 環境整備編①



Debian GNU/Linux を更新したのでメモ。

ターゲットPCは GA-MA78GPM-DS2H + AMD Athlon X2 5050e。
前回はインストールしただけなので、環境を整えていきます。

とりあえず素の apt コマンドだけでは不便なので aptitude コマンドをインストール。
# apt-get install aptitude
素の APT ラインは main のみなので、厳密な意味でのフリーソフトウェアしかインストールできない。
なので sources.list を編集し、非フリーソフトウェアも使える様にする。
# vi /etc/apt/sources.list
各 APT ラインへ contrib と non-free を追加する。
# deb cdrom:[Debian GNU/Linux 9.1.0 _Stretch_ - Official i386 NETINST 20170722-12:43]/ stretc
h main

#deb cdrom:[Debian GNU/Linux 9.1.0 _Stretch_ - Official i386 NETINST 20170722-12:43]/ stretch
 main

deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ stretch main main contrib non-free
deb-src http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ stretch main contrib non-free

deb http://security.debian.org/debian-security stretch/updates main contrib non-free
deb-src http://security.debian.org/debian-security stretch/updates main contrib non-free

# stretch-updates, previously known as 'volatile'
deb http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ stretch-updates main contrib non-free
deb-src http://ftp.riken.jp/Linux/debian/debian/ stretch-updates main contrib non-free
パッケージ情報を更新。
# aptitude update
システムを最新版へ更新。
# aptitude upgrade

システムが更新された場合は、再起動しといた方が良いですね。
まずはこんな所かなぁ。
次はネットワーク周りだな。

Debian stretch その 1 インストール編



Debian GNU/Linux を更新したのでメモ。

ターゲットPCは GA-MA78GPM-DS2H + AMD Athlon X2 5050e。
今までは wheezy を使っていたのを、クリーンインストールで stretch に更新します。
  1. Debian JP Project からリンクを辿って行き、PC/サーバー用 netinstイメージ 32 bit(i386) をダウンロードし、CD に焼く。
  2. PC に CD をセットして起動、インストールを開始する。
  3. 最初のメニューでグラフィカルインストールを選択。
    しばし待たされ、嫌な予感を感じる。
    が、無事インストール開始。
  4. 言語は日本語、インストール対象は「Cinnamon」(デスクトップ環境)と、「標準システムユーティリティ」のみ。
    ダウンロードとインストールが始まるのでしばらく待つ。
  5. インストールが完了すると CD が排出され、再起動するかと聞かれるので CD を回収し再起動。
  6. 再起動すると GRUB のメニューが表示され、デフォルトで先ほどインストールしたシステムが起動される。
  7. ログインダイアログが表示されるので、インストール時に作成した一般ユーザでログイン。
  8. 無事 Cinnamon のデスクトップが表示されたかと思ったら、ディスプレイドライバが上手く合わずにソフトウェアレンダリングモードで表示されてしまった…。
ハードウェアレンダリングが効かない、という問題は出てしまったが、インストール自体はずいぶん簡単になったもんだ。

次回、環境整備編へと続きます。