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2021年6月7日月曜日

Debian stretch で zswap を有効化



運用中の Debian stretch が、たまにスワップアウトを起こし、動作が遅くなってしまう事があるのですが、事情が有ってメモリを増やす事も出来ないので、zswap を試してみる事にしました。

zswap とは、実メモリの一部をスワップ領域として使用する機能です。また、メモリ上のスワップ領域は圧縮されるので、圧縮に使用される CPU パワーと引き換えに、スワップアウトしづらくなる、といった機能です。

Debian stretch ではカーネルパラメータとして指定する事で、zswap 機能が有効となったカーネルイメージを使用するようになります。


"/etc/default/grub"ファイルを編集し、"zswap.enabled=1"というパラメータを追加します。
(省略)
GRUB_CMDLINE_LINUX_DEFAULT="quiet zswap.enabled=1"
(省略)

パラメータを追加したら保存し、grub を更新します。
# update-grub
(省略)

これで再起動を行うと、zswap 機能が有効となったカーネルイメージが使用される様になります。


再起動したら、一応確認します。
# dmesg | grep zswap
[    0.000000] Kernel command line: BOOT_IMAGE=/boot/vmlinuz-4.9.0-15-686-pae root=UUID=69f4b940-3ffc-43b8-91d7-0ea0d831470f ro quiet ipv6.disable=1 zswap.enabled=1
[    1.191044] zswap: loaded using pool lzo/zbud

無事 zswap がロードされている様です。

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